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大学 発達教育学部 早川准教授がリトアニア国営テレビに出ました。

トピックス大学 発達教育学部

6月24日(土)から7月7日(金)までリトアニア共和国で、リトルターン・リサーチセンター(日本鳥類保護連盟に帰属)の一員として、コアジサシ(千葉市の鳥)の生態調査をしてきました。リトアニア共和国はバルト三国の1つで、1990年に独立した新しい国です。あまり馴染みのある国ではなく、「東洋のシンドラー」と称される杉原千畝が活躍した国と言った方が分かりやすいかもしれません。
今回の調査では、リトアニア共和国で繁殖したコアジサシがアフリカ西部まで渡っていることが初めて実証されました。ヨーロッパ全体で見ても初めてのことです。この事実と調査風景は、リトアニア国営テレビで放映されました。放映の翌日、地元の方からは「テレビ見たよ!」「ありがとう!」と言っていただきました。リトアニア共和国は、ポーランド・ドイツ・ロシア等周辺の国の侵略を常に受けてきている歴史があります。私が滞在した時も、ロシアの飛び地カリーニングラード州との国境で武装が強化されていて、テレビのニュースは政治的な内容で占められていました。そんな中、政治経済とは全く関係のない鳥の話題がニュースで流れ、少し気持ちが和らいで「ありがとう」と言ってくれたそうです。平和と安定の大切さを感じました。

発達教育学部
発達支援教育学科
准教授 早川雅晴

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