トピックス

森高研究室 さまざまな年齢の子どもたちと関わりました。

トピックス大学 発達教育学部

森高研究室の3,4年次生は、幼保課程の学生ですが、小学校や中学校現場にも行き、造形活動を通して、多くのことを学んでいます。日頃接する機会の少ないさまざまな年齢の子どもたちと直接関わり、年齢に応じた話や対応の仕方を学ぶことができました。21日には附属幼稚園の年長児とも造形教室で関わる予定です。

発達教育学部 教授 森高光広

 

八千代市立八千代台西中学校

中学2年生4学級の美術の授業を4年次学生4名と2学級ずつ同時展開で1時間ずつ行いました。内容は大学でも扱ったスパッタリング技法の活用です。中学2年生もスパッタリングの経験はありましたが、視点を変えたり、身の回りのものを活用することによって、より自分の工夫を発見できたり、思わぬ効果に気づいたり、自分ができることを実感して学ぶ機会となりました。大学生は自己紹介や植草学園大学の紹介を行い、しっかりと会話をしながら中学生の授業をサポートして、最後のまとめまで行いました。これまでの4年間のさまざまな経験の積み重ねを感じ、成長が見られました。

 

中学2年生の授業風景

 

千葉市立真砂第五小学校

学生が実習やボランテイアでもお世話になっている小学校で全校児童91名と学生11名が一緒となり、体育館に飾る壁画を半日かけて制作しました。初めての活動のため手間取りましたが、学年ごとに活動を分けることで少しずつ形になり、学生からも「最後に素敵な作品になってよかった」と感想がありました。まず、掲示予定の体育館に行き配色の検討をして、凧の制作用紙にガムテープで裏打ちをしました。4年がローラーで下地作りをした上に、6年生が木の下絵を書きました。それをもとに制作を進めました。1~3年と5年の児童がガムテープを細かく切って幹や大きな枝を表現し、1年~5年の児童が、学年ごとに少しずつ色を変えて手形で花を表しました。制作の中で常に子どもたちに寄り添う学生の姿が見られました。最後は、6年生が樹木の周りに草花を描き、大学生がスパッタリングで薄いところの修正をしました。卒業式や入学式などでも活用されるそうです。子どもたちの取り組みを支える学生の姿が多く見られて充実した活動となりました。この作品は体育館に掲示され、全校児童にお披露目され、学校長より「成長の樹」と命名されました。

 

ガムテープで裏打ち

ガムテープで幹と主な枝を制作

手形を使って花を制作

スパッタリングによる仕上げ

完成

最後に、この活動を他の学校の先生方にお伝えしたところ、以下の反響がありました。

 

  • 素敵な活動で学生の方たちが本当に良い体験をされているなと思います
  • 素晴らしい実践です
  • ダイナミックな作品ですね。子どもたちの楽しそうなはじける声が響いてきそうです。
  • 小学校での取り組み、すばらしいですね。
  • 素敵な作品ができあがりましたね。きっと卒業式や入学式の際、体育館が華やかになりますね。

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