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大学 発達教育学部 トウキョウサンショウウオの卵塊をとってきました

大学 発達教育学部

匝瑳市八日市場で「第6回房総のトウキョウサンショウウオ・ミニシンポジウム」に参加してきました。トウキョウサンショウウオは森と湧水溜まりが共に揃って初めて生息が可能になる生物で、健全な里山環境の指標になります。房総半島の里山には比較的広範囲に生息していますが、近年稲の生育に必要なとき以外は水田に水を入れなくなったことや谷津田の放棄などの環境変化によって生息場所が減少し、個体数も減少していると考えられています。環境省のレッドリストでも絶滅危惧Ⅱ類に指定されている生物です。シンポジウムの後半では、トウキョウサンショウウオの卵のうの観察に行きました。卵のうの一部を持ち帰ったので、これから幼体になるまでの期間、大学や希望する近隣の小学校で飼育・観察します。6月になったら成長した幼体を八日市場の生息場所に戻す予定です。

発達教育学部 准教授 早川 雅晴

 

 

トウキョウサンショウオのミニシンポジウムに参加しました。始めに、アカハライモリの個体識別についてと、トウキョウサンショウオの産卵と雨の関係についての発表を聴き、両生類についての理解を深めました。その後、トウキョウサンショウオの卵のうをとりに行きました。産卵場所は何ヶ所もあり、そのうちの一箇所では46個もの卵のうが見つかりました。トウキョウサンショウウオの卵のうの近くには、ヒキガエルとニホンアカガエルの卵塊もあり、形の違いを知ることができました。

発達教育学部 3年 島田 冴子

 

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トウキョウサンショウウオの卵のうの採集風景

 

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トウキョウサンショウウオの卵のうの採集風景

 

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トウキョウサンショウウオの卵のう(内部の黒く細長いのが尾芽胚で、もうすぐ生まれてきます。)

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