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山崎 郁子

氏名(ふりがな) 山崎 郁子(やまざき いくこ)
所属学部,職名,所属委員会 保健医療学部 リハビリテーション学科 作業療法学専攻 教授
健康管理委員会、FD委員会、国際交流委員会
学位(分野) Master of Arts

学生へのメッセージ

池田 恭敏作業療法は、体や心の活動が不十分になってしまった方々に、より良い人生を送るための方法を考え、必要ならば工夫を加えて実践していくことをします。
その活動の一つとしての音楽活動は、遊びまたは余暇活動、レクリエーションというジャンルに入ろうかと思います。この音楽は、人間が生きていくためにどうしても必要な活動というわけではないけれども、情緒面・意欲面に働きかけ、生きるパワーを付与したり、意欲を向上させたりする力をもっています。言い換えれば、人をやる気にさせることができ、直接的にも間接的にも作業療法の治療効果をあげることに繋がっていくことになるのです。私の作業療法人生は、作業療法における「音楽」を一筋に臨床、研究、教育に携わってきました。みなさんには、どんな小さなことでもいい、ご自分の一つを見つけて仕事のできる作業療法士になって欲しいと願っています。私はそのお手伝いができれば、嬉しいです。


現在の研究課題

  • 音楽聴取の心理生理学的変化の基礎研究とリハビリテーションへの応用
  • 認知症高齢者に対する音楽活動の効果について
  • 音楽が身体障害患者に及ぼす心理学的・生理学的変化について
  • リウマチ患者の音楽活動による疼痛と抑うつ気分の軽減及び不眠の改善に関する研究

 

主要著書・論文等

著書

  • 作業⒉その治療的応用 改訂第2版 協同医書出版社 2003;131-137
  • レクリエーション 三輪書店 2004;120-124
  • 考える作業療法 文光堂 2008;311-321
  • 山崎郁子著 治療的音楽活動のススメ 協同医書出版社 2011
  • 臨床精神科作業療法入門 田端幸枝・谷口英治・山崎郁子編集 2015

論文

  • 指尖部皮膚表面温度の寒冷負荷試験における音楽聴取の効果ー聴取により誘導された感情状態との相関ー 医学・生物学サーモロジー, 20(3):2000;96-102
  • 前頭葉損傷患者に対する音楽を用いた作業療法 日本芸術療法学会誌,2000;31(1):47-51
  • 音楽聴取に伴う心理的・生理的変化の基礎的研究 日本芸術療法学会誌, 2001;31(2):33-41
  • 単一事例研究法を用いた重度認知症高齢者に対するレクリエーションと音楽活動の効果の比較及び研究デザインの臨床的有用性の検討 作業療法2007;26(1):32-43
  • 指尖部皮膚表面温度の寒冷負荷試験における音楽聴取の効果Ⅱー心電図R-R変動および心理学的変化との比較ー2007;26(4):104-108

科研費

  • 音楽聴取における生理学的・心理学的変化について 2001〜2003年度(基盤研究(C))
  • 重度認知症高齢者に対する音楽療法の効果的な看護介入方法の検討 2007〜2009年度(基盤研究(C))

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