教授
川口 由起子
かわぐち ゆきこ
学生へのメッセージ
日常会話や、インターネットを介した文字のやりとりで、文字にあらわれない内容を伝えられることを、不思議に思うことはありませんか。この現象を解明するため、分析哲学や情報伝達の理論をもとに研究しています。言葉は理解に深くかかわっています。私たちは、自分以外の人のことや、あまり知らない物事について、先入観や偏見を持ったりします。それらを解消してくれるのも、言葉の役割のひとつです。言葉のやりとりが、病気や障害を持つ人の理解にどのように貢献できるか、模索しています。
現在の研究課題
- 文字どおりでない意味の伝達と理解
- 情報機器を利用したコミュニケーション
- 倫理的判断における理由の分析
- 病気や障害を持つ人の理解のための言語コミュニケーション
主要著書
- 『情報倫理入門』土屋俊監修、大谷卓史ほか共著、アイ・ケイコーポレーション、2012年(改訂版2014年)
- 『言語哲学―入門から中級まで―』W.ライカン著、荒磯敏文・鈴木生郎・川口由起子・峯島宏次 共訳、勁草書房、2005年
研究論文
- 「共依存における臨床哲学的考察」『植草学園大学紀要』第9巻、pp.5-16、2017年
- 「アディクションの問題をもつ女性に向けた情報提供を目的とするiPhoneアプリの作成」徐淑子・川口由起子・田中紀子・石川公価子・田中恵次 共著、『日本アルコール関連問題学会雑誌』第17巻第1号、pp.143-149、2015年
- “What Does Google Street View Bring about? ― Privacy, Discomfort and the Problem of Paradoxical Others ―” Kawaguchi, K.・Kawaguchi, Y. 共著、『Contemporary and Applied Philosophy』第4巻、pp.19-34、2012年
- 「アディクションの特徴と当事者の持つ概念―哲学的分析とその役割―」『情報文化論』第10号、pp.62-73、2012年
- 「倫理綱領についての再考察」『電子情報通信学会 技術と社会・倫理研究会 技術研究報告』SITE2009-5、pp.67-69、2009年
- 「日常言語理解における合理性」『科学史・科学哲学』第21号、pp.65-72、2008年
