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大学 発達教育学部 常盤平第三小学校で道徳の授業を行いました

大学 発達教育学部

今、道徳教育の充実を図るために「道徳の時間」が教科になることが検討されていることをご存じですか。小学校ではそれに伴い「子どもたちの心を育てる道徳授業をどうすべきか」。また「資料をどのように活用したらより一層効果的なのか」などの研修を重ねています。
そのような中、2月に松戸市立常盤平第三小学校で校内研修会があり、午前中に1学年の授業参観をして、午後には5年生の学級をお借りして授業を行いました。
1年生の授業は「きんいろのクレヨン」という資料を使って、「正直誠実、明朗な心情を育てる」ことをねらいとしての展開です。子どもたちは、主人公がクレヨンを折ってしまったことを友達に正直に言おうかどうしようかを、一生懸命に考えて発表していました。

 

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1年生の授業「きんいろのクレヨン」

午後は5年生の学級で「手品師」という資料を活用し、手品師の葛藤を通して「明るく誠実に生活しようとする態度を養う」ことをねらいとして授業を行いました。子どもたちは、手品師の立場に立って、懸命に考え話し合いました。

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5年生の授業「手品師」

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児童の感想
  • 大劇場に行くか、それとも男の子との約束を守るか、とても迷いました。 
  • 大劇場に行くことは「夢」だけど、やっぱり「約束」は大事だと思いました。 
  • こんなに人の気持ちをよく考えたことはなかったけれど、やっぱり困っている男の子をほおっておけないと思いました。 
  • 友達の意見を聞いて、考えが広がりました。 
  • みんなの意見を聞いて楽しかったし勉強になりました。 
  • 思っていたより決断するのが難しかった。みんなの意見を聞いていたら、もっとややこしくなりました。 
  • とても考える道徳でした。人として一番大切なのは「心」だと私は思います。

 

授業後に研修会が行われました。先生方から道徳の授業について課題や質問が出され、それらについて話し合いをしました。
研修後、次に道徳の授業をする時に今回の学びを役立てたいという感想がありました。
ぜひ、先生自身が「道徳っておもしろいな」と思い、子どもたちとともに考え、悩み、感動を共有してほしいと思います。そして、子どもたちの心を大切に育ててほしいと願っています。

発達教育学部 講師  村上 悦子

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