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保健医療学部 リハビリテーション学科 作業療法学専攻

「その人らしさ」の実現を支援する作業療法士に。

石橋 裕子(4年)
千葉県立東金高等学校出身

身体だけでなく心の痛みにも寄り添う

2030年に国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上となる超高齢社会を迎える我が国では、心身に障害があり生活する方々はますます増えていくと予想されます。
保健・医療分野では、こうした方が生活の質を保ち、いきいきと日々を過ごすことができるように専門的な技術支援をします。
保健医療学部では、従来のリハビリテーションのみならず、ロボットリハビリテーションなどの先端技術についても教育内容に取入れ、社会のニーズに応えます。
さらに、困難のある人が社会の一員としてその人らしく生活できるよう支援する教育を重視します。
“身体だけでなく心の痛みにも寄り添うことのできるあたたかい理学療法士、作業療法士”として、インクルーシブ社会を実現するために、情熱をもって努力を惜しまない人材の育成をします。

Admission policy (求める人物像)

  1. 医療職をめざす者としてふさわしい品格、礼節、モラル、 思いやりを備えている人
  2. 生命や人間の健康に関心があり、保健医療の発展に貢献する意志がある人
  3. 人間の身体の動きの仕組み、その疾病や障害および治療方法に関心がある人
  4. 専門的教育を受けるにふさわしい基礎学力を備えている人
  5. より高い知識・技術を習得するため、自主的・積極的に学ぶ意欲と情熱がある人
  6. 勉学・学修上の困難に直面したとき、それを乗り越えるための努力ができる人
  7. 自身の生活や健康の管理を行い、心身ともに健やかに学生生活を送ることができる人

作業療法学専攻の教育力

少人数制の細やかな学習支援

教員1名が数名の学生を担当し、小グループで学習指導を定期的におこなう『学修チューター制度』を導入しています。

アート&サイエンスの先進的学び

さまざまな計測装置や最先端の福祉機器、音楽療法楽器などを幅広く完備し、音楽や創作活動、ロボットテクノロジー、ニューロサイエンスなどを活用した”アート&サイエンス”な作業療法を学ぶことができます。

地域で活躍する人材の育成

障害当事者や高齢者が、地域で自分らしい暮らしを継続するための地域包括ケアシステムや、生活支援の実際を座学と臨床実習の両面から豊富に学びます。

豊富な演習と体験型授業による実学教育

実習では、小グループの問題解決型学習PBLによって、論理的思考力と意思決定力を育みます。また、障害当事者を授業に招き、体験型授業を展開していきます。

徹底した国家試験対策

期末試験は作業療法士国家試験の基準に沿って出題されます。また、多くの模試と集中講義、eラーニングにより国家試験の合格を強力にサポートします。

 

4年間の学修ステップ

1年次

教養・基礎を養うとともにリハビリテーション医療を知る

語学、心理学、データサイエンス入門、コミュニケーション論などの教養教育科目と、解剖学、生理学、運動学、リハビリテーション概論などの専門基礎科目に加え、作業療法概論、音楽療法概論、作業学演習などの専門科目を学修します。

臨床実習 エレメンタリーセミナー(1日)

2年次

臨床医学と作業療法評価法の知識と技術を学ぶ

教養教育科目によってさらに教養を深め、専門基礎科目では神経内科学、整形外科学、小児科学などの臨床医学を、作業療法の専門科目では領域別の評価法や日常生活活動の評価法、地域作業療法学などを学修します。

臨床実習 基礎作業療法学見学実習(5日)

3年次

多職種連携協働と作業療法治療学を演習形式で学ぶ

共通専門科目では、リハビリテーション管理学、リハビリテーションとロボットテクノロジー、医用画像特論、チーム医療演習などによって多職種連携協働の理解を深めます。専門科目では、各疾患・障害・ライフステージに対する作業療法治療学を学修します。

臨床実習 地域作業療法学実習(5日) 精神機能と作業療法治療学II(1日) 作業療法評価学臨床実習(4週間)

4年次

専門的実践力を高めるとともに、国家試験合格をめざす

総合臨床実習I・II、プロフェッショナルスキル・セミナー、客観的臨床能力試験(OSCE)、卒業研究などによって専門的実践力と論理的思考力を高めるとともに、国家試験対策模試やeラーニングにより作業療法士国家試験の合格をめざします。

臨床実習 総合臨床実習I(8週間) 総合臨床実習II(8週間)

 

Pickup授業

[作業学演習Ⅰ :木工]
おもちゃの制作を通して、作業療法の木工技術やおもちゃ遊びの必要性やライフステージにおけるおもちゃの役割を理解します。
[認知機能と作業療法評価学]
脳に損傷を負うと、注意力、知覚、判断、記憶、言語、イメージといった認知機能に障害があることがあります。これらの障害程度を評価し、生活上の問題点を分析します。
[発達機能と作業療法治療学]
運動機能や認知・精神機能に障害のある子どもにとって、望む活動や必要な活動ができるように、作業療法支援の知識と技術を学びます。
[プロフェッショナルスキル]
1年次から4年次までに学修した基礎科目や専門科目の要点を整理するとともに、症例検討とOSCE(客観的臨床能力試験)によって作業療法支援の知識と技術を統合します。

作業療法士 +音楽療法士の強み

音楽は作業の一つです。作業療法士は、対象者の心身機能の回復や生活行為の改善に、どのような作業が有効かを考えます。
作業療法士が、さらに音楽療法士の資格を有することによって、音楽の作業的特性を深く理解できるようになり、対象者に音楽をより効果的に活用できるようになります。
ダブルライセンスにより可能性と活躍の場が広がります。

  • 本学の授業で養成課程46単位を修学することで全国音楽療法士養成協議会の認定する
    音楽療法士(2種)を取得できます。
  • 作業療法士と音楽療法士を同時に取得できるのは全国で2大学のみです。

 取得できる資格

[国家資格]

  • 作業療法士国家試験受験資格

[民間資格]

  • 音楽療法士(2種)
    ※必要な科目を履修した場合に取得可能となります。
  • おもちゃインストラクター
    ※必要な科目を履修した場合に取得可能となります。
  • 社会福祉主事任用資格
  • レクリエーション・インストラクター資格
  • ピアヘルパー資格

 

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