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本学看護学部 中條華子助教の研究論文が 一般社団法人 千葉看護学会の2025年度表彰論文として受賞・表彰されました

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本学看護学部 基礎看護学 中條華子助教の原著論文が、一般社団法人 千葉看護学会における優れた研究として2025年度表彰論文を受賞し、一般社団法人 千葉看護学会会員総会(2025年9月13日(土) 於:千葉大学大学院看護学研究院)におきまして、表彰されました。

●受賞論文

中條華子,山本利江,斉藤しのぶ:介護保険施設における医療依存度・要介護度の高い入所者の日常的なケア場面で発揮される生活機能―毎日の口腔ケア場面より.千葉看護学会誌,30(2),23-33,2025.
DOI 10.20776/s13448846-30-2-p23

●受賞の理由

研究者が経験した認知症高齢者による「口腔ケアの拒否」を契機に、「高齢者の生活機能」に着眼し、それを最大限発揮できる支援につなげる研究としてICFを活用してまとめられた点で新規性が高い。また、高齢者の生活機能に着眼した先行研究との相違が簡潔に示されており、本研究の独自性が明瞭である。医療依存度、介護度の高い対象者の口腔ケア場面を、参加観察法により収集したデータをもとに詳細に分析しており、高齢者の遂行機能の発揮を助け,さらなる生活機能の拡大を促すケアにつながる汎用性の高い知見が得られている点が高く評価できる。ICFを活用し生活機能を捉えることで、研究成果を実践現場に適用しやすいと考えられ、実践と研究の往還への波及効果が期待される。

●リンク先

一般社団法人 千葉看護学会
研究表彰事業

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