大学

メッセージ

理事長メッセージ

インクルーシブを学び実践する学園

植草和典
学校法人植草学園
理事長 植草和典

 「多様な人々が共に生きる共生社会の実現と地域社会の発展に寄与する人材の輩出」を社会的使命とすることが、植草学園中期計画2024-2029に明記されました。高齢化、多様化が進む社会にあって、人と人が互いを理解し、支え合う社会づくりが求められています。高齢者、障害者、傷病者、幼い子ども、外国籍の方などの社会的弱者が社会から置いて行かれることがあってはいけません。誰もが幸せに共に歩む共生社会の実現拠点となることを目指しているのが植草学園です。

 植草学園が運営する大学、高校、こども園等には障害や困難性を抱える学生、生徒、園児が在籍しています。学園では、障害や困難性のある人もない人も共に育ち合えることを目標として、インクルーシブ保育・教育に取り組んで来ました。インクルーシブとは包摂的な、分けない、排除しないという意味です。教育や保育の現場では障害児・者や外国人子弟を特別な存在として扱うのでなく、共に学び合う存在と考えます。植草学園では、学習や生活を営む上での困難性を理解した上で、合理的な配慮や支え合える環境づくりを行うことによりインクルーシブ教育・保育を推進しています。

 近年のいじめや虐待の増加、障害等のある人を特別に扱う偏見に憂えます。他者に対しての思いやりや尊重する姿勢から道徳心が磨かれます。多様な人々が共に支え合う共生社会の実現が望まれる時代にあって、「徳育を教育の根幹とする」建学の精神とする植草学園の役割の大きさを感じます。

 

 

植草学園大学 学長メッセージ

専門的な学びと
新たな自分との出会いを通して
共生社会の実現をめざす

中澤 潤
植草学園大学
学長 中澤潤

 大学は、学びに開かれている場です。興味・関心、そして意欲があれば、いくらでも学びを深めることができます。
 植草学園大学では、少人数の専門的で多様な授業を通して、学びを深め、自分のめざす目標に向かって進むことができます。
 発達教育学部は未来を担う子どもたちを育てる小学校教育、特別支援教育、乳幼児保育、発達・教育心理を、保健医療学部は心身機能のリハビリテーションを行う理学療法、作業療法を、看護学部は人の生涯にわたる健康の回復や維持を支える看護を、それぞれ基礎から先端的内容まで学ぶことができます。

 大学はまた、人生の中で最も自分と向き合い、新しい自分に出会う機会を得られる場でもあります。
 本学は学生同士の交流も盛んで、教員との距離も近いことが特長です。目標を同じくする仲間や良き先導者である教員との授業やゼミ、また仲間とのサークル活動での親密な交流は、学生生活を豊かにするとともにその後の人生の大きな糧になります。加えて、学外での実習やボランティア活動などで出会う様々な方々との交流も、自分を広げる機会となります。

 人がその存在を大切にされ、多様な人と共に生きる。それが今、注目されているインクルージョン(Inclusion)という考えです。本学は子どもから高齢者まで、疾病や障害のある人もない人も、多様な文化的背景の人も共に生きる、生涯発達を通したインクルージョンを教育・研究の根幹に捉え、共生社会・インクルーシブ社会を担う人を育てます。
 インクルージョンの実践には、専門的な知識・技能に加え、思いやり、共感など感性や徳性も重要です。多くの仲間や教職員との交流の中で感性や徳性を磨き、ともに共生社会の実現をめざしましょう。

 みなさんの教育・福祉・医療・看護への熱い夢の実現を、経験豊富で熱意に満ちた教員が支援します。期待してください。

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