被災地ボランティア活動 ~いわき市の障害者施設における活動~
2016.09.21(8年前)
植草学園入試・広報課
植草学園は、東日本大震災の復興支援活動に学園をあげて取り組んでいます。
特に福島第一原発の警戒区域から集団避難されている知的障害児・者への支援は、社会福祉法人福島県福祉事業協会と連携し、平成23年鴨川市における活動から始まり積極的に継続しています。
平成24年より福島県相馬市・いわき市・田村市の知的障害者施設に赴き、義援物資や古着等を届け、さらにボランティア活動やレクリエーション活動を行ってきました。今年度もいわき市を訪れ、大学・短大生50名・卒業生2名・教員2名が「いわきオリンピック2016」として交流を深め、各々が福島の地を訪れる意義を胸に刻んできました。
植草学園大学/植草学園短期大学 学生委員会
参加者の感想
昨年に引き続き、今年はリーダーという立場で参加をさせていただきました。当日まで修正に修正を重ね、3日間を通し利用者の方たちの「笑顔」を見ることができ大変嬉しかったです。この活動を通し、ボランティアをして人の役に立つことの喜びや楽しさを私たちは大いに感じることができました。今年の3日間の感動がまた来年への第一歩として繋がっていくと感じました。職員の方々、利用者の方々、学園や引率の先生方、そして一緒に協力し支え合った50名の「仲間」たちに厚く御礼の言葉を贈ります。ありがとうございました。
ボランティアサークル「じゅり’s」リーダー 発達教育学部3年 岡澤 孝昭
私は今回、幹部として福島ボランティアに参加させていただきました。不安や緊張もありましたが、活動を進めていく中で一番大切なのは「笑顔を届けたい」という気持ちだと実感しました。利用者の方の笑顔や福島で一緒に活動をした学生の涙を見ることができ、多くの感動を味わえました。そして改めて福島ボランティアを続けていく意味を考えさせられ、後輩たちへ繋いでいきたいと強く感じました。この貴重な経験に感謝の気持ちを忘れず、これからのボランティア活動に生かしていきます。
ボランティアサークル「じゅり’s」サブリーダー 児童障害福祉専攻2年 木村 梨咲
私は今年で2回目の福島被災地ボランティアへの参加で、昨年も「Welfares」として踊りました。見てくださった方の笑顔で私たちも元気をもらうことができ、普段のボランティアでは味わえない感動や楽しさを感じることができました。利用者の方々や学生ボランティアのみなさんと一つになって作り上げた時間は、絶対に忘れられない大切な思い出です。この経験をこれからのボランティア活動にも生かしていきます。また、この被災地ボランティア活動が今後も受け継がれていくことを願っています。
チア・ダンスサークル「Welfares」リーダー 児童障害福祉専攻2年 野老 朱理
今年も卒業生として福島ボランティアに参加させていただきました。それぞれの思いを胸に臨んだボランティア。最初は表情が固かったみんなも利用者の方々の笑顔に触れ、時間が経つにつれて自然に笑顔になっていました。2日目には体育館でのレクリエーション等を通し、利用者のみなさんの心にわずかながらでも元気や勇気を届けられたのではないかと感じました。最終日には「ひまわりの約束」を歌う機会をいただきました。利用者の方が歌声に合わせ、心豊かに表現している姿は幸せなひと時でした。震災から5年という月日が経ちましたが、震災という過去を風化させないためにも、この福島ボランティアが次の代へと受け継がれていくことを願っています。
植草学園短期大学 卒業生 鈴木 宏忠