高等学校と植草学園大学・植草学園短期大学との「高大連携協定合同締結式」を執り行いました
2017.04.05(8年前)
植草学園入試・広報課
平成29年3月30日(木)、植草学園大学・植草学園短期大学は、高等学校7校(若松高等学校・千城台高等学校・佐倉東高等学校・佐倉西高等学校・佐倉南高等学校・四街道高等学校・東京学館高等学校)との高大連携協定合同締結式を行いました。今後、四街道北高等学校・桜林高等学校との連携協定も予定しています。
高大連携事業の目的
- 高大の相互理解
- 生徒一人ひとりの学習意欲や能力の向上
- 生徒の進路選択に資すること
- 高校と大学との”学びのギャップ”の解消
- 大学入学者のミスマッチの解消
- 本学大学生、短大生への刺激 など
本事業の活動内容(平成29年度予定)
- 本学の通常授業の開放
- 高校生向け特別講座の開設
- 各高等学校の要望に添った事業の展開
- 本学主催の公開講座等への生徒参加
学校法人植草学園 理事長 植草和典 あいさつ
本日は、年度末の大変お忙し中、高等学校と植草学園大学・短期大学との連携協定締結式においでいただきありがとうございます。
日頃は、私どもの大学・短期大学の教育研究活動にいろいろな面からご支援いただいておりますことに改めて感謝申し上げます。
おかげさまで、大学は創立9年、短大17年となり、卒業生は3,600名を超えております。現在、地域において卒業生が皆、頑張ってくれていることで、本当にありがとうございます。
今、日本の大学は、せっかく入学しても途中で退学する者が8万人にのぼるといわれています。残念ながら私どもの大学・短大も年間30名前後の学生が途中で辞めています。この点に関しましては、大変申し訳無く、残念に思っております。これに関して本学では、初年次教育をしっかり行い、また、相談支援体制を充実させ、中途退学の学生を少なくする取組みを初めています。
また、大学における学び方についても見直しが行われています。単に知識や技術の修得だけでは無く、考える力、表現する力、自ら主体的に学ぶ力を身に付けられるような学修への質的転換をめざした改革を進めています。
これは、高等学校におかれても同じような教育改革が取り組まれており、高等学校の流れをしっかり受け止めて、我々としてはさらに集中させ、発展させていかなければならないと考えております。
こういった高大の抱える接続に関する諸問題を、今回の連携をとおして相互理解を深める中で解決していく方法を導き、その足場を作れることを一番に願っているところであります。
植草学園は短大を始める前に、専門学校をいくつか運営しておりました。服装専門学校、幼児教育専門学校、その当時から地域との関係を重視することを心がけております。今回、地域の高等学校7校に声を掛けさせていただいたことは、地域を大事にして重視していこうとの意思表示とご理解いただければと思います。地域に教育、福祉、保健医療を学ぶ高等教育機関が在ることを認識していただき、今後、地域を支えていく若者を一緒になって育てて行くという取組みをしていければと考えております。
なお、今回は7校との連携ですが、4月に新たに2校と連携する予定でございます。併せて9校と当面は進めて参ります。9校の先生方の実務的なレベルで協議会をもって、この連携協定が実のあるものになるよう進めて参りたいと思いますので、宜しくお願いいたします。