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エレメンタルセミナーで「障害や困難性のある人への支援」を学びました!

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2023年614日に、植草学園大学発達教育学部発達支援教育学科の1年生を対象としたエレメンタリーセミナーの授業として、千葉聴覚障害者センター所長の植野圭哉先生に、「障害や困難性のある人への支援」というテーマでご講話をしていただきました。植野先生の手話による講話を、手話通訳士の方が音声に翻訳して、会場の学生達に伝えてくれました。学生達は、植野先生の手話による講話を熱心に受講していました。
 以下、学生たちの感想の一部を紹介します。

講話を聞いて
1.Nさん
耳が聞こえなくてしゃべれない状態で、教育を通して「普通の人のように会話できるようになりなさい」と言われても、私はとても難しいのではないかと感じました。手話が発展し、認められるようになるまで、130年かかったことに驚きました。障害を持っていない人が少しでも手話を覚えるなどを通して、障害のある方との「共存」を目指す方法を考えることが大切だと思いました。

2.Mさん
植野先生がお話していないのに、ずっとこちらを見ながら必死に手話をしてくれている姿が印象的でした。最近、手話を交えたドラマなどが増えてきたように感じます。
実社会で、ろう者への理解が増えてきたことからなのかと思います。ドラマなどの影響により、手話に興味を示したり手話を学びたいと教室に通う人が増えてきたりして、少しずつろう者の生きやすい社会になりつつあることを実感しています。
今回のご講話を通じて、手話で生活することの困難性やろう者の世界について、詳しくお話を聞くことができ、聴覚障害者への理解が深まりました。

3.Yさん
ご講話の中で印象に残った内容として、障害者福祉制度は長い歴史をかけて、少しずつ改善されてきたことを知りました。ただ、間違った解釈をもつ人、聴覚障害者の方は周りに迷惑をかけたくないという考えをもつ人もいることを学びました。また、江戸時代には盲者のための支援がありましたが、ろう者の方々には支援がなかったことがわかりました。
このように現在の障害者福祉の制度は、障害者福祉制度の長い歴史を通じた改善や積み重ねによってできているだと実感しました。


植野圭哉先生のご講話(障害や困難性のある人への支援)

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