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発達教育学部2年生「心理学基礎実験Ⅱ」で研究発表を行いました

トピックス大学 発達教育学部

 発達教育学部では,R4年度入学生から認定心理士資格が取得できるようになりました。認定心理士資格とは,日本心理学会が認定する民間資格で,4年生大学で心理学の基礎的な知識・技能を修得したことを証明するものです。希望する教員免許・保育士資格に関わる単位に加え,所定の36単位以上を修得することが取得条件となっています。
 認定心理士資格取得に必須の「心理学基礎実験Ⅱ」では,学生が互いに実験者・協力者となって心理学の基礎的な実験調査に参加し,その結果をレポートにまとめています。この科目の後半では,自分たちでテーマを決め,実験計画を立てて調査を行います。今年度は幼保専攻と小学校専攻の学生が協力して,『二重課題の教示が与える影響』というテーマで実験を行いました。その成果を「行動科学入門」(同じく認定心理資格取得に係る科目です)の授業内で発表した様子を紹介します。

発表の様子①どのように研究テーマを決めたのか,研究背景を説明しています

発表の様子②実験結果を表でわかりやすく示しています

発表した学生の感想
・まず、1つの実験を1から考えて結果を出すまでには時間がとても必要だと実感しました。また、実験参加者は多ければ多いほど結果も大きく変わってくるなと感じました。発表をしてみて、心理学の専門用語を他者にどう伝えればわかりやすいのか、言葉の選択がとても難しかったです。特に、ほぼ全員が実験に参加していない学生なので、その学生たちに自分たちが行った実験内容を丁寧に詳しく話さないと理解できず、話が飽きてしまいます。どう話したら、学生たちが興味を示すのか、試行錯誤する必要があると思いました。今回、学生たちの前で発表する機会をいただき、改善すべきところがたくさんありました。これらを、今後の模擬授業や卒業論文発表など様々な場面で、活かしていきたいです。(Aさん)

・自分たちが気になった事象について先生と相談し、1から実験の計画をたて、実験で気になったことを明らかにするという機会は滅多になく、とても貴重な体験で、沢山の協力があったからこそできたものだったので感謝しかありません。また、誰かに自分たちがやったことについて発表することはとても緊張するもので、上手く説明できなかった部分があったと思うので、今回の経験を今後の卒業研究などに繋げていきたいなと思いました。(Bさん)
発達教育学部 講師 北田沙也加

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