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今年もサケの季節がやってきました

大学 発達教育学部

今年もL棟前のスロープの下の水槽にサケの卵を用意しましたが、今年のサケはいつもと違います。例年は茨城県に遡上してくるサケからとった卵を分けてもらっていますが、今年は譲ってもらえませんでした。それは、2011年3月11日に発生した東日本大震災でサケふ化場が壊滅的被害に遭い、本州太平洋沿岸ではサケの稚魚が放流できなかったことが原因です。その結果、3年後の今年、太平洋沿岸に戻ってきたサケはごく僅かであるため、学校等に譲る分まで数が確保できませんでした。
そこで、今年は日本海側の富山県よりサケの卵を譲り受けました。あと1~2週間でふ化すると思います。いつもなら、成長した稚魚は九十九里浜の栗山川に放流するのですが、今年のサケは遺伝的に異なる富山県生まれなので放流することができません。大人にまで成長させることは難しいと思いますが、なるべく長く飼い続けたいと思いますので、一緒にサケの変化の様子を観察してください(下図のようなサケの成長の様子が見られる予定です)。

発達教育学部 准教授 早川雅晴

 

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サケの卵

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サケの仔魚

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サケの稚魚

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サケの稚魚(パーマークが入るまで成長したもの)

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