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短大 教職実践演習「ICTを活用する保育」

NEWS短大 こども未来学科

教職実践演習という科目で、「ICTを活用する保育」の授業をしました。
株式会社スマートエデュケーションの方を講師にお招きし、保育園・幼稚園で幼児がiPadアプリを使うと遊びがどのように広がるのか、いくつかの事例を紹介していただきました。
Kits(きっつ)という幼児教育プログラムの中から、「アートポン」というアプリを体験しました。
手描きの絵をこのアプリで撮影して投稿すると……!
なんと、自分の描いた絵が、スクリーンで動き出すのです!

今回は背景を、「海の中」に設定し、学生たちは海の生き物を描きました。
「メロンパンカメ」などユニークな生き物も誕生し、学生たちの想像力が開花していました!
「描いた絵が動くなんて楽しい!」「ともだちの作品も素敵!」「おもしろいからもっと描きたい!」
実際に体験することで、子どもたちが夢中になる仕掛けがよくわかりました。
また、ICTの「C」は「Communication」の頭文字だと知り、学生からは、「iPadアプリでコミュニケーションする場面なんてあるのかなと思ったけど、実際にやってみたら、友達と一緒に描いたり、お互いの作品を見せ合ったりと、たくさんコミュニケーションの場がありました。」という感想もありました。
作品をスクリーンに映し出してみんなで鑑賞すると、「みんなから感想をもらって嬉しい気持ちになる」など、心理面への効果も感じたようです。表現への意欲が生まれ、自己肯定感を高める効果を感じました。

普段は授業を行う側の教員たちも、童心にかえってお絵描きや動画づくりを楽しみました。

Kitsにはほかにもたくさんの仕掛けがあります。動画作成アプリを活用し、遠い地域の園と交流し、「お国自慢」をする活動も紹介されました。自分の住む地域の特徴や名物・名産について調べ、他の地域にプレゼンテーションする幼児の姿は、大人顔負けでした。
小さいころからiPadを使うことは、「目に悪いのではないか」「他者とのコミュニケーションが無くなるのではないか」と、ネガティブな印象を持っていた学生もいたようですが、「ICT活用についての考えがガラッと変わった」「目から鱗が落ちました」という感想も複数ありました。
これからの保育・幼児教育について楽しく学ぶ時間となりました。

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