大学 発達教育学部 授業紹介 乳児保育
2016.08.04(8年前)
植草学園入試・広報課
発達教育学部の幼児・保育専攻では、7月に乳児保育の授業で、本物そっくりの赤ちゃん人形を使って、調乳・授乳の仕方や、沐浴(赤ちゃんをお風呂に入れること)の仕方について学びました。本学には、全員の学生が実際に調乳・授乳や沐浴を行える十分な教材と演習室環境が整備されています。授業では、どのように調乳・授乳すれば良いのかという行動面だけでなく、その背後にある安全・衛生面の理解も大切にしています。同様に、沐浴についても、「なぜ、そうするのか」という理由を考え、理解し演習します。そのため学生からの質問は「どうすればいいのか?」という方法を尋ねるものよりも、「なぜですか?」という理由を尋ねるものが多くなり、多様な保育現場で応用できる力が自然と身についていきます。このように学生は調乳や沐浴の仕方を学ぶことを通して、保護者の子育ての苦労や喜びに思いを巡らせながら、命を守りはぐくむ保育士の専門性を深く理解していきます。
発達教育学部 講師 實川 慎子
調乳の授業で、初めてミルクを作りました。すり切りで粉ミルクを4杯。うまくすり切れなくて四苦八苦しました。調乳用のお湯も想像していたよりも熱くて、瓶の中にお湯を入れる度、どこを持とうかと苦戦しました。流水で人肌まで冷ますのは、思ったよりも時間がかかりましたが無事ミルクができあがり、一安心しました。
それから、こちらも初めての沐浴。赤ちゃんを模した人形を片手で支えながらベビーバスの中へ。片手で支えるのは難しく、実際の赤ちゃんならその難しさに加え、泣いたり動いたりときっともっと大変だろうと思いました。保育士になったとき、授業での経験を生かせるよう、今後も学んでいきたいと思いました。
発達教育学部 2年 秋葉 祐花
調乳も沐浴も初めて体験しました。調乳では、ミルクを熱すぎず冷ましすぎず、赤ちゃんの飲みやすい温度にするのがとても難しかったです。これを1日に何度も繰り返し、ましてや、真冬の夜中なんて辛いのだろうなと思うと、改めて親の大変さがわかりました。沐浴では、今回は人形だったけれど、実際に本当の赤ちゃんだったら怖いのだろうなと思いました。入れる人が怖がっていたら、赤ちゃんの方はもっと怖がってしまうから、自信を持って行うと良いと思いました。赤ちゃんが安心できるように笑顔で話しかけながら、リラックスできるように心がけるということがいちばん大切だなと思いました。
発達教育学部 2年 勝又 瑞穂
【調乳の授業風景】
ミルクをすり切りいっぱい正確に量ります。
ミルクってどんなにおいがするのかな?ちょっと味見してみようか。
適温になったミルクを授乳します。赤ちゃん、おいしい?たくさん飲んでね。
【沐浴授業風景】
衣服の着脱では、赤ちゃんの腕や肩の関節に無理がかからないように注意して行います。
赤ちゃん人形を使って沐浴の練習を行います。
赤ちゃん、お風呂気持ちよかったね!でもお風呂入れるのってたいへん。
毎日お風呂入れているお母さんやお父さんって、すごいな~。