発達教育学部 千葉県からの長期研修生を紹介します!(その2)
2016.11.22(8年前)
植草学園入試・広報課
今年度、植草学園大学発達教育学部に長期研修生として千葉県から派遣されている、荒木満紀子先生を紹介します。
Q.勤務校の千葉県立槇の実特別支援学校では、どのようなことをしていましたか。
昨年度までの8年間、小学部で2年間、中学部で6年間担任をしていました。小学部では、日常生活面での自立を促すような支援を、中学部では、働くことの楽しさや充実感、責任感に気づき、社会的な自立を促すような支援を中心に行ってきました。いずれも、周りの人たちとの関わりを大切にし、「自分が楽しくなければ子どもたちが楽しいわけはない!」「すべては子どもたちのために」をモットーに、子どもたちが自信をもっていろいろなことに取り組み、毎日笑顔あふれるような生活ができることを願い、子どもたちと過ごしていました。
Q.植草学園大学発達教育学部では、どのようなテーマで長期研修を行っていますか。
「特別支援学校のセンター的機能を活用した、S市のスクールクラスター作りに関する一考察~特別支援学級と協働した合理的配慮のある授業作りを通して~」というテーマで、地域の小学校と特別支援学校の教員が、お互いの専門性を生かしながら相互に連携し合う仕組みと取り組みについて研究しています。「障害者差別解消法」「共生社会に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進」「合理的配慮」など、新しい概念を取り入れながら、地域の障害のある児童の持っている能力を最大限に発揮するための環境を提供していくにはどうしたらよいか、明らかにしていきたいと考えています。
Q.植草学園大学発達教育学部の長期研修生としての生活はいかがでしょうか。
植草学園大学では、加藤悦子先生にご指導いただいています。加藤先生とは約20年前に同じ職場でご一緒させていただいていました。その頃から学ぶことの多かった加藤先生に、またご指導いただく機会を得ることができ、本当にありがたく嬉しく思っています。
植草学園大学の学生のみなさんは、まじめで学ぶ意欲にあふれていると感じます。また、すれ違うととてもさわやかな挨拶をしてくれ、明るい印象です。私は特に、図書館が好きで、よく利用させていただいています。PC環境が整備され、文献も豊富なうえ、集中できる環境が整っていると感じます。また、1階では、多くの学生が話し合いながら学修を進めているのを見ると、私も頑張らなければという気持ちにさせてくれます。今は充実した生活を送らせていただいています