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ひとや機関とつながり合いながら、さまざまな⼦と家庭を⽀えられる保育者へ

大学 発達教育学部

大学 発達教育学部で展開する保育士および幼稚園教諭養成に係る2つの科目を紹介します。いずれの科目も「つながり」をテーマに、さまざまな子や家庭を支えられるような保育者を養成したいという狙いが含まれています。

1つ目の「インクルーシブ保育Ⅱ」(3年次)では、千葉発達障害児・者親の会「コスモ」のご協力を得て、お二人の保護者から、自身のお子さまの乳幼児期から現在を振り返っていただきつつ、当時の思いを伺う機会を設けています。毎年ではありますが、お二人の話を熱心に聞き入り、メモを真剣に取る学生たちの姿が印象的です。

2つ目の「教職実践演習(幼児保育)」(4年次)では、市内の小学校、療育センター(※)、養護教育センター(※)、保健福祉センター(※)のご協力を得て、保育所や幼稚園等との連携の実際を知るため学生がそれぞれの場を見学し、現地で先生方からお話を伺い学びを深めています。半年後に社会に出る学生たちが、話や見学の中でさまざまな関係機関の機能を知り、そこから改めて保育所や幼稚園等が担う役割を考えます。

(※)短期大学で展開する「早期相談・連携支援」と合同で実施しています。

発達教育学部 准教授 広瀬 由紀

<授業の様子>

3年次「インクルーシブ保育」

4年次「教職実践演習(幼児保育)」

 

<学生からの感想>

  • 「見捨てない先生」という言葉が印象的でした。話の中で「問題行動」という言葉を何度か耳にし、指導者の思いどおりに動かないと「問題視」する日本の社会に悲しさを覚えました。私は子どもたちからの大切なサインだと思っています。今回のお話を聞き、一人ひとりに合った支援を見つけることがとても大切なのだと改めて感じました(「インクルーシブ保育Ⅱ」感想より)。
  • 子ども自身は「活動に参加したい、ちゃんとやりたい」という気持ちがあると知り、この気持ちは無視できないし、何とかしなければと思います。もし将来、自分のクラスに特別な配慮が必要な子がいたら、その子がわかりやすく理解できるような支援、援助をしていきたいと強く思いました(「インクルーシブ保育Ⅱ」感想より)。
  • センターの方がお話しされていた「障害のある子を見つけることが目的ではない」という言葉にはっとした感じがしました。現場に出ても忘れないでいたい心掛けだなと感じました(「教職実践演習(幼児保育)」 療育センター見学者感想より)。
  • 要録の重要性が改めてわかった。小学校の先生がスムーズに対応できるためでもあるし、子どもたちが幼稚園・保育所等で培った生活や学びを生かし、さらに成長していくためでもあると学んだ(「教職実践演習(幼児保育)」 小学校見学者感想より)。

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