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卒業生の手紙

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【卒業生からの手紙】

ご無沙汰しております。コロナが世界的に猛威を振るっていますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。 私が大学を卒業して、早いものでもう6年経ちました。

私はオーストラリアのメルボルンに住んで、3年になります。現地の専門学校でマーケティングの勉強をしながら、小学校教員免許を持っていたことで、日本語学校の教師として採用されました。このコロナ禍でも、日本語学校はオンラインでも仕事ができるので幸せなことに安定した生活ができています。こういう難しい状況下だからこそ、教員免許を持っていて本当によかったと改めて思いました。

日本語学校に通う学生は、若くて高校生、また、私より年上の人もいます。学生のレベルも様々で、日本語を流ちょうに話せる人もいれば、「あいうえお」 から始める人もいます。私たちはどんな学生にでもわかるように授業を組み立ててレッスンをしています。ですから今は、大学で学んだことを大いに活用しています。正直言って、大学生の時は先生方がおっしゃっていたことの意味がしっかりと理解できないにもかかわらず、納得できるまで質問するようなことをしませんでした。しかし、人に何かを教える立場になった今、大学生の時を振り返り、先生方からのアドバイスをしっかりと聞き、もっと真剣に勉強していればよかったなと後悔するばかりです。

授業の後に『ありがとう。楽しかった。また来週。』と言ってもらったり、学生の成長や上達具合をはっきりと確認できたりした時には、充実感ややりがいを感じます。そして、やっぱり私は教えることが好きなんだと実感します。

卒業してからも、大学で出会った友達と時々連絡を取り合っています。友達と話すと、一緒に授業案を考えたり、逆上がりや側転を一日中練習したりしたことなどを思い出し、懐かしく楽しい気持ちになります。そして、みんなも頑張っているから、私ももっと頑張らなくてはと決意を新たにします。大学でできた友達は一生の宝物です。

コロナが広まってからの生活は一変しました。外出規制やリモートワークなど、最初は慣れることに必死でした。先生や友達と直接関りを持てない今、学生の皆さんは大変な苦労をしていることでしょう。こんな私でも大学を卒業することができたのは、先生や友達のサポートのおかげでしたから。でも、このような苦しい状況下でも、何かをやり遂げられたのなら、その経験はきっと一生使える力になり、自分の財産になると思います。時には迷ったり、悩んだりすることもありますが、友達と苦楽を共にした大学の4年間は、その後の人生において新たな行動を起こす際の心の支えになったり、困難なことに立ち向かう際の勇気や希望の糧になったりしますので、在校生の皆さんには今しかできない大学生活を大いに謳歌してもらいたいと思います。

オーストラリアは日本と季節が全く逆です。これから夏になります。サンタのコスプレをしたサーファーに会えるのももうすぐです。私はあと3年こちらにいる予定です。その間に日本に一時帰国できたら、久しぶりに大学にもおじゃまさせていただきたいと思っています。その時に成長した姿をお見せできるよう、こちらで勉強や仕事に精進していきたいと思います。これからもお体に気を付けてお過ごしください。

板垣咲良

 

お手紙、ありがとうございます。海外で充実した日々を過ごし、仕事も元気に頑張っているようで何よりです。在学中には、海外で教員として活躍することになるとは全く考えてもいませんでした。コロナ禍が落ち着いたら、私も仕事などでオーストラリアに行く予定もあるので、その時にお会い出来たら嬉しいです。これからも元気に頑張ってください。

発達教育学部 准教授 遠藤隆志(ゼミ担任)

 

 

滞在先のメルボルンの風景

 

テニスの全豪オープンの決勝で大坂なおみ選手の優勝を見ました!

 

今はオンラインで授業をしています。

 

遊びに行ったゴールドコーストの海

 

 

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