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こども未来学科「インクルーシブ保育Ⅱ~保護者の方から学ぶ PART2~」

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遠隔スタジオで講義中の沼倉さん

どの子も包み込める保育者をめざす学修が、2年生の「インクルーシブ保育Ⅱ」です。「“困った子”ではなく、“困っている子”として捉えること」、そして「見方を変えて味方になる」ことなどをキーワードにしながら、これからのあるべき保育の姿を考える時間です。

遠隔スタジオで講義中の沼倉さん

この授業では、毎年、保護者の方をお招きして、子育ての体験をお聞きしています。今回は、若葉区を拠点に活動している「ちばLGBTQフレンズ」代表の沼倉智美さんに、いわゆるLGBTに関する基礎的な知識とともに、ご自身のお子様との関わり、園や学校などとの関係づくりなど貴重なご経験を聞かせていただきました。今回も遠隔授業という形でしたが、授業で学んできたことと重ねながら、考え、深い学びをさせていただけた時間となりました。

<学生の感想>

見た目と心の違いに違和感を持ち始める時期は人それぞれだと思いますが、2歳ごろから言葉で伝えられることもあるのだと知り驚きました。「本人ではないから本当の気持ちを理解することはできない。でも、理解しようとすることが大切」とおっしゃっていて、とても心に残りました。社会には自分の性に違和感を持つ人や、変わりたいと言いたいのに言えない人がたくさんいると思います。もし私が友人や知り合いにそういった相談をされたらどう反応したらよいのか戸惑ってしまうと思います。しかし、「男と女にしか分けられない」との考えから変えていくべきだと思いました。「女性は男性を好きになる」、「男性は男らしい姿をしていないといけない」など固定概念があるから性に対して悩む人がいるのだと思いました。人それぞれの性別があって、それが普通のことなのだと感じました。多数派、少数派はあるかもしれませんが、自分の「好き」を外に出せるようになることが大切なのだと思いました。子どもと関わるようになったら、まずは受け止められる(「あなたはあなたでいいんだよ」と伝えられる)ようになりたいです。 本日はありがとうございました!

こども未来学科 2年 高橋 那実

 

受け止めなくてはいけない現実、それまでお子さんと共に乗り越えてきた様々なお話を聞かせていただいて改めて命を使って生きることの大切さ、立場に立って考えることそして行動すること、まずは人からの評価ではなくて自分を認めることで人を認めることへと繋がること、沢山のことを学ぶことが出来ました。人には、目に見えない苦労や苦しみがあり、今日のお話を聞いて、保護者の方の芯の強さに尊敬と憧れを感じましたが、それは考えられないほど沢山の壁を乗り越えてきたからこそ誰かに伝えられる強さがあるのだと思いました。他人事だからと思うのではなくて、様々な人の立場になって寄り添えるような人になりたいです。100人いれば、100通りの生き方がある。普通ってなんだろうと思いました。私も今は、まだ普通と比べたり、自分と誰かを比べてしまったり、認められないことが沢山あります。でも、それでは誰かに勇気を与えられることなんて出来ないと思いました。自分を好きになることは、これから社会に出て、子どもたちや保護者の力になろうと思う私たちにとって欠かせないことだと思います。トランスジェンダーのお子さんの話を受けて、私は個性を持っていることがとても素敵だと思いました。人とは違う個性を持っていること、自分は自分でいいと言える環境。カミングアウトできる環境ではなくて、色んな人がいて当たり前だ、そういった環境に、これから人と人とが協力しあって、支え合って変わって行けたらいいと思いました。私は今日の経験を必ず自分の力に変え、まずは自分を認めること、そして、これから先環境を変えていくことの出来る人へとなっていきたいと思います。沢山の大切なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。

こども未来学科 2年 丸山 鈴菜

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