教育課程を通じて修得が期待される知識・能力の体系 〈植草学園短期大学〉
【教育課程の概要】
〈両専攻に共通の教育課程上の枠組みと教養教育〉
科目を大きな区分として,共通基礎科目と専門科目の2群をもって構成している。
共通基礎科目は,両専攻で若干科目設定が異なるが,人類に共通に求められる知識や思考方法を養うこと(教養教育)及び専門分野の学習への橋渡しとなる基礎的学力を養うことを目的としている。
徳育を教育の根幹としている本学の理念を定着させることをねらいとして科目「道徳と福祉の心」の履修や学生生活の指導場面等を通じて,徳性の涵養を図っている。
〈専門教育〉
専門教育科目には,両専攻の人材養成の方針に基づき,各専門分野における基礎的・基本的な内容を踏まえた専門性の高い科目を配置するとともに,各専攻の特色を反映した科目も配置している。また,専門分野に関する特定のテーマについて,学生が自主的に研究を行い,成果をまとめる科目として「卒業研究」を置いている。
〈地域介護福祉専攻の専門教育〉
高齢者・障害者の地域福祉に従事する専門家の養成を目指す地域介護福祉専攻では,「介護福祉士資格」取得のための専門科目(必修)と選択専門科目を,専門科目に置いている。
「介護保険事務士資格」「社会福祉主事任用資格」「健康管理士一般指導員資格」「リクリエーション・インストラクター資格」「ピアヘルパー資格」等の資格取得もできるよう専門科目を配置している。
卒業に必要な単位数は87単位としている。
〈児童障害福祉専攻の専門教育〉
特別なニーズのある幼児等の福祉・教育に従事する専門家の養成を目指す。児童障害福祉専攻では,必修の専門科目として「保育士資格」及び「幼稚園教諭2種免許状」取得のための科目と「特別支援学校教諭2種免許状」取得のための選択科目が置かれている。
「社会福祉主事任用資格」「リクリエーション・インストラクター資格」「ピアヘルパー資格」等の資格取得もできるよう専門科目を配置している。
卒業に必要な単位数は,86単位としている。
【修得が期待される知識・技能】
〈地域介護福祉専攻〉
○高齢者・障害者の地域福祉に関する専門的知識と能力を備え,高齢者・障害者の福祉のあり方を総合的に把握し支援的対応をする能力。
- 介護福祉士としての専門的知識と支援能力。
- 介護保険に関する専門的知識と対応能力。
- 地域福祉に関する専門的知識と対応能力。
〈児童障害福祉専攻〉
○障害に係わる保育・教育・福祉に関する専門的知識と能力を備え,保育・教育・福祉を総合的に把握し,併せて障害等による特別なニーズのある人に支援的対応をする能力。
- 保育士としての専門知識と保育能力。併せて,特別支援に関する基本的な知識と支援能力。
- 幼稚園教諭としての専門知識と幼児を教育する能力。併せて,特別支援に関する基本的な知識と支援能力。
- 特別支援教育の分野における最新の専門的知識と支援能力。
- 福祉施設従事者としての専門知識と支援能力。併せて,特別支援に関する基本的な知識と支援能力。