音楽療法士を目指す学生が、知的に障がいのある子どものための「リズムあそび教室」を開催
2025.03.13(7日前)
植草学園入試・広報課
本学では3年前から、知的障がいのある子どもを対象とした「運動あそび教室」を開催しています。その延長として今回、本学で音楽療法士を目指す学生たちが中心となり、「音楽実技Ⅳ」の授業の一環として、障がいのある子どもを対象としたリズム遊び教室を実施しました。本教室は、音楽を通じて楽しく体を動かし、学生や他の参加者とコミュニケーションを深めながら、仲間とともに表現する喜びを味わうことをねらいとしています。
本教室のプログラムは、学生主体で計画し、当日の進行も行いました。「ジブリ」「どうぶつえん」などのテーマを設定し、子どもたちが興味をもって取り組めるよう準備を重ねました。1月25日(土)の1回目の実践では、プログラムの不足点や進行上における課題を洗い出し、2月15日(土)の2回目の実践で改善に取り組みました。
教室の終了後には、学生それぞれがこの体験を振り返り、今後の支援や遊びのあり方について考察しました。実際に障がいのある子どもと関わる中で、想像していた以上に手応えを感じたことや、粘り強く関わることで信頼関係が築けた喜びを語る学生もおり、一方でさらなる課題や新しい視点も見つかったとの声がありました。このように実際の体験を通した学びは、音楽療法士を目指す学生にとって貴重な機会となっています。
うんどうあそび教室にご寄付をいただきました孝和建商株式会社様、また企画・運営および学生指導に大変ご尽力をいただきました千葉市スポーツ協会「ちばしパラスポーツコンシェルジュ」様には、心より御礼申し上げます。参加者の皆様をはじめ、多くの関係者のご支援があってこそ、こうした貴重な実践の場を設けることができました。今後も、地域の子どもたちが学生や他の子どもたちと関わり合いながら遊ぶことのできる場として、また同時に学生にとっても、現場での経験を重ねながら専門性を高められる場として、継続していきたいと考えています。
植草学園大学 発達教育学部 鈴木瑛貴
遠藤隆志















