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【髙瀬ゼミ】ゼミ活動で事業所訪問に行ってきました~株式会社舞浜コーポレーション・社会福祉法人あひるの会あかね園~

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 夏季休業中のゼミ活動で、事業所訪問に行ってきました。障害者雇用や職場定着支援に先進的に取り組まれている、株式会社オリエンタルランドの特例子会社である株式会社舞浜コーポレーションと、設立当初から障害のある方の地域生活における自立を願い、多機能の障害者福祉サービスと障害者就業・生活支援センター事業を展開している社会福祉法人あひるの会あかね園の両事業所を訪問しました。
 特別支援学校等の教員を目指すゼミ生ですが、学校卒業後の職業生活や社会的・職業的自立に向けた支援の実際を学ぶことは、支援者としての感性を豊かにしてくれます。両事業所で働く障害のある方は、皆さん目標や目的、仕事の価値を見いだして、真剣に仕事に取り組んでいました。卒業後の職業生活において、働くことにしっかりと向き合っている姿からは、障害のある方の自立と社会参加について改めて考える機会となりました。
発達教育学部 准教授 髙瀬 浩司

<事業所訪問の感想から(抜粋)>
• 何よりも、支援者と障害のある方とのコミュニケーションが多く、明るい様子からは、本当に障害の有無にかかわらず、共に働きやすい会社であることを感じることができました。私達も障害を持った子ども達が学校に通いやすくなるように、障害の実態に合わせて個々への最適な支援をしたり、たくさんコミュニケーションをとったりすることを大切にし、充実した学校生活に向けた支援を行っていきたいと思いました。
• 印象に残った点として、障害のある方もない方も、働きながら様々なことに挑戦する気持ちがあることです。様々な方が働きながらも多岐にわたる場面で挑戦されており、自分の伸ばしたいところ、良いところをしっかり認識されていました。その挑戦の機会をしっかり汲み取る会社の姿勢が、とても勉強になりました。
• 障害があると働くのは難しいと思っていましたが、時間をかけて訓練を行うことで障害があっても働くことができることが分かりました。自立訓練では、家庭と協力しながら社会で必要なマナー、働く為の心構えを身につけることができるので、親も本人も安心することができると思いました。就労移行支援では、保護者とのやり取りがなく、支援員からの指示もない状況で、企業のために自分は何をすればいいのかを考えて動かないといけないため、社会に出てから必要な力を身につけることができるので、職場定着率が高いのかなと思います。
• 私は見学を通して、作業と生活の訓練、実習を通じて自立した生活を支援している取り組みに感銘を受けました。特に就労移行支援事業では、多彩な働く機会や企業実習を通して、安定した就労を実現するためのスキルや個別支援が充実していることに驚きました。また、保護者との連携や卒園後の支援も充実しており、短期的な支援ではなく長期的な支援を行うことで、高齢化しても働き続けられる福祉的就労の場や親亡き後の整備にも力を入れていることがわかりました。
• 企業と連携して取り組みを行っている点が、他の事業所と違いがありとても興味がわきました。段階ごとに取り組んでいることが違うというのも、素晴らしい取り組みであると感じました。従業員の方に向けた取り組みと仰っていましたが、私の知っている施設ではそういった考えでやってないので、考え方を他の施設にも広めていきたいと思いました。

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