令和6年度特別支援教育実習に行ってきました
2025.01.20(3週間前)
植草学園入試・広報課
発達教育学部の3・4年22名が、9月から12月にかけて、特別支援学校での教育実習に行ってきました。
実習前は緊張した様子を見せていた学生たちでしたが、巡回指導で各学校を訪問させていただくと、生き生きとした表情で、子どもたち一人ひとりを一生懸命に支えている姿がありました。
普段の大学での授業とは違い、特別支援学校の現場では、先生方や子どもたちから実践的に学んでいきます。日々悩みながら、リアルな課題と向き合い、自身の学びを深めていく様子がたくさん見られます。
実習を通して、学生たちも教員という夢が確かなものになってきたように感じます。子どもたちの思いに寄り添うことのできる、感性豊かな教員になることを願って、これからも応援していきます。
発達教育学部 准教授 髙瀬 浩司
<特別支援教育実習の感想から(抜粋)>
私は、特別支援教育実習の3週間で、生徒一人ひとりを尊重した目標の大切さを学びました。私の担当した学級には、毎日午前中に下校している生徒が在籍していました。担任の先生からのお話の中で、「1年生の時はほとんど登校ができなかったけれど、今は毎日顔を見れることがまずは嬉しい。学校に来て、少しずつ学びに取り組むことが目標」と、生徒の気持ちを尊重した目標を立てられていました。そのような先生だからこそ、その生徒は毎日学校に来てくれるようになったのだなと感じました。他の生徒も、「担任の先生が大好き」と私に教えてくれ、生徒の一人ひとりを大切にする思いがあるからこそ、生徒たちもその思いに応えてくれるということを学びました。
私は、特別支援教育実習で子ども一人ひとりに合わせた関わり方や支援の在り方を学びました。具体的には、一人ひとりの様子を丁寧に把握し、教材や教具を工夫してできる状況を作ること。発語が難しい子どもには、視覚的なサイン言語を用いてコミュニケーションをとることなどです。教員になるという夢が実現した時には、この実習で学んだことを大切にして、子どもたちに適切な支援のできる教員になりたいと思います。
私は、今回の特別支援学校での実習を通して、子どもたちに簡潔に分かりやすく話したり、伝えたりすることの大切さに気づくことが出来ました。初めて行う授業では、子どもたちが理解できるように伝えたいという思いが強く、つい説明が長くなってしまいがちでした。しかし、分かりやすい言葉で、短く伝えることで、子どもたちが理解しやすくなったり、より早く理解できたりする様子がありました。将来、教員になった時に活かせるように、語彙を増やして、子どもたちに分かりやすい話ができる努力をしていきたいと思います。
発達教育学部 特別支援教育専攻3年生


