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植草学園大学発達教育学部 幼児・保育専攻「子どもと表現Ⅱ(音楽)」の授業を紹介します!

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植草学園大学発達教育学部 高木夏奈子

「子どもと表現Ⅱ(音楽)」は、植草学園大学発達教育学部 幼児・保育専攻2年生の必修授業です。

乳幼児期における音楽の体験は非常に重要です。音楽のリズムは自然に身体運動につながり、他者と声を合わせて歌うことによって、人と人とがつながるうれしさや楽しさを感じます。この授業では、基本的な音楽の技能を高めるとともに、生活の中で子どもが音楽活動を楽しむために、保育者としてどのように援助すればよいのかについて考えます。子どものうたをたくさん歌ったり、絵本・紙芝居に音や音楽をつけるグループ活動を行ったり、生活用品などを用いた手作り楽器を製作したりしました。なにより大切なのは、まず保育者自身が音楽を楽しんでいることなので、授業で楽しそうに活動している学生を見ることができ、とてもうれしく思っています。

本授業(令和3年度前期)で学生が製作した手作り楽器と、製作者の授業の感想を紹介します。

(左から、パフェ容器のマラカス、トイレットペーパーの芯の猫のマラカス、牛乳パックのたぬきの太鼓)

 

楽器を製作するにあたり、夏らしい見た目にしたいと考えました。そして、家にあるパフェの空容器をみつけ、この中に青を基調とした素材をいれソーダのような涼しげなイメージでマラカスを作ろうと決めました。授業では各グループで絵本を選びそれに音をつけたり、みんなで作った楽器を持ち寄り音楽を奏でたりするなど、実際に音楽に触れる喜びを感じながら楽しく取り組むことができました。(2年生 M・Sさん)

 

「子どもと表現Ⅱ(音楽)」の授業では、幼児期における音楽体験の重要性を理解し、読み聞かせなど、様々な保育の場面での音楽の効果的な使い方を学ぶことができました。手作り楽器の製作では猫型のマラカスを作りました。トイレットペーパーの芯を使用し、中には大小異なる様々なボタンを入れています。子どもが持ちやすいサイズ・形を意識して製作し、音の響きや振り方によって変化する音色を楽しむことができるように工夫しました。(2年生 S・Tさん)

 

高木先生の素敵なピアノ伴奏にのせて歌ったり、初めて触る楽器に触れたりと様々な形で音楽を楽しめる授業です。今回製作した『たぬきのたいこ』は、子どものお腹辺りに丁度太鼓部分がくるように、首紐の長さを調節し、バチ先にマーブル模様になるよう絵の具を混ぜた紙粘土を使用しました。たぬきのお腹をぽんぽこ叩くイメージで、子どもが楽しんで打楽器に触れるきっかけになれば良いなと思います。(2年生 K・Eさん)

 

 

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